「慢性期病院ってなに?」
「普通の病院となにが違うの?」
就職や転職先を選ぶのに、こんな疑問はありませんか?
この記事では慢性期病院について、基本情報や1日のスケジュール、メリット・デメリット、向いているひとについてお話しをします🖐️
わたしは慢性期病院で働く看護師です。
経験をふまえて紹介をしていきます。
この記事を読むことで、
✅️ 慢性期病院で働く良さがわかる
✅️ 自分が働くうえで向いているかがわかる
✅️ 働くイメージがつく
病院選びで迷っているひとは、最後まで見ていってください♬
慢性期病院とは?基本のイメージをおさえよう

「慢性期」とはーー
急性期の治療を終えた後、自宅や施設に戻るために一時的な医療やリハビリが必要な方、あるいは長期的な療養を必要とする方が入院する場所です。
(出典:厚生労働省参照)
慢性期病院は以下の通りです。
- リハビリテーション病院
- 地域包括ケア病院
- 療養病院
入院期間が長いことが特徴
⬇️入院日数は病院により異なります⬇️
🏥リハビリテーション病院の入院期間
主に脳の病気や骨折により、リハビリが必要なひとが入院する病院です。
病気にもよるが、最大180日(6ヶ月)!

🏥地域包括ケア病棟の入院期間
急性期の治療は終わっても、退院できない患者さんが入院します。
最大60日(2ヶ月)!
自宅へ退院するか、施設を検討する支援をします。
🏥療養病棟の入院期間
継続的な治療が必要なひとが入院します。
そのため長期入院が基本。
厳密な入院期間が設けられていないことが特徴的です。
仕事内容
- 点滴・処置・バイタルサインの管理 など
- リハビリの支援
- 自宅や施設へ向けた退院の支援
- 看取りの支援
どの病院も入院日数が長いため
じっくりと患者さんと関わることができることが魅力です。
慢性期病院で働く看護師の1日
※病院により勤務形態は異なります。ここでは2交代制の例を紹介します。
日勤(8:30〜17:00)

夜勤(16:00〜翌9:00)

慢性期病院で働くメリット・デメリット

新卒から慢性期病院に就職する人も多いです♬
慢性期病院はどんな人に向いている?

◎患者さんとじっくりと関わりたい方にオススメ!
急性期病院の実習では「忙しそうで大変」というイメージをもちました。
慢性期病院の魅力は、患者さんとコミュニケーションを取る時間があることです✨️
また他の職種(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、栄養士、薬剤師、退院支援専門員など)と関わる機会が多く、看護師以外の知識も身につきます。
一方で、
- 医療的知識を増やしていきたい
- 看護師として成長したい
という方には、急性期病院の方が合っているかもしれません。
まとめ|自分の生活を大事にしたいなら慢性期病院
ここまで慢性期病院について説明をしてきました!
慢性期病院とは――
- 急性期の治療が終わった患者さん
- 一時的な医療やリハビリテーションが必要
- 長期療養が必要な患者さん
このような方が入院をする病院になります。
その中でも
- リハビリテーション病院
- 地域包括ケア病院
- 療養病院
と、さまざまな病院に分かれます。
入院日数が最大180日と長いことが特徴的✨️
緊急入院や患者さんの急変が少ないことから、残業も少なり、プライベートが充実するメリットがある!
その反面、急性期病院と比較すると給料が下がる傾向も。
慢性期病院での働き方は、あなたの看護師としての価値観を広げてくれるはずです。じっくりと患者さんと向き合い、自分らしい働き方を見つけてください。
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